マニュアル読むのが面倒、でも早くCAD使いたい人向け
こんにちは!
エカキオです!
みなさんはCADに対してどんなイメージをお持ちでしょうか。
- 難しい
- 覚えないと出来ない
- 値段が高い
CADそのものは、とても優秀で色々な操作、機能が備わっているため、
大よそイメージ通りのソフトです。
とはいっても、そのソフトで何がしたいかで、難易度は変わってくると思います。
個人で利用する範囲なんて、とても限定的な使用範囲にとどまっているはず。
極端に言えば「線」が引きたい。それだけで成立するかもしれませんね。
そうするとツールは一つ覚えれば済みます。
例が極端過ぎましたが、基本的な操作方法と一般的に利用するであろうツールのみ
ご紹介します。
使用するソフトは、大手CADメーカーAutodeskの「AutoCAD」と同等の操作性がある、
無料のCADソフト「DraftSight」です。
AutoCADとどれくらい似ているのかを比較した記事は以前書きました。
目次
基本的な操作方法
基本的な操作の流れは以下です。
「コマンドライン」に注目
「コマンド」入力
「コマンドライン」に注目し、指示に従う。
以上。
それ以上でも、それ以下でもありません。
もちろん、コマンド毎にできることは違いますが、全てコマンドラインに
従うだけです。
あまりにも雑な紹介なので、線を引くコマンド「LINE」で例を紹介します。
線を引くLINE使い方
コマンドラインに注目
全てはここです。ここがコマンドライン。
ここに注目すれば、次の指示が出てきます。
まずは「L」を入力。(画像は小文字「l」です)
キーボードを打つだけで勝手にコマンドラインに入力されます。
「L」というのは「LINE」のショートカットコマンドです。
それぞれショートカットコマンドがあります。
Enterを押すと次の指示がコマンドラインに出ます。
オプション: セグメント(S) または
始点を指定»
と出ました。
セグメント(S)という部分がオプションになり、
オプションを実行するには( )内のアルファベットを入力してEnterです。
(基本的に決定(実行)はすべてEnter(またはスペースキー)で行います)
始点を指定の方で進めましょう。
点を指定する場合はマウスでクリックです。
指定すると次の点を聞いてきます。
オプション: セグメント(S), 元に戻す(U), Enter キーで終了 または
次の点を指定»
ここでもコマンドラインに注目です。
ここで実行できる事は4つあります。
・セグメント(S)モードにする
・元に戻す(U)(一つ前に戻す)
・EnterでLINEコマンドを終わらせる
・次の点を指定する(線を引く)
次の点を指定してみましょう。
通常モードでは、連続して線を引き続けられます。
(セグメントモードは連続しない線です)
ここからは先ほどと同じ
オプション: セグメント(S), 元に戻す(U), Enter キーで終了 または
次の点を指定»
が繰り返されるので、終わりたいときはEnterです。
簡単ではありましたがLINEコマンドの使い方でした!
とりあえず覚えるコマンド
ここで通常の作図で必要なコマンドを紹介します。
過去にAutoCAD版で書きましたが同様の内容ですが、
ショートカットコマンド(SC:***)はDraftSightに合わせています。
(何ができるかはこちらを参照ください。)
ちなみにコマンドラインに出てくる「エンティティ」とは
線や丸などの図形のことです。
(AutoCADではオブジェクトと言います)
線を引く 「LINE」SC:L
繋がっている線(ポリライン)を引く「POLYLINE」SC:PL
四角を描く「RECTANG」SC:REC
線分を切り取り「TRIM」SC:TR
コピー「COPY」SC:C
移動「MOVE」SC:M
ミラー反転「MIRROR」SC:MI
オフセット「OFFSET」SC:O
回転「ROTATE」SC:RO
まとめ
いかがでしたでしょうか。
習うより慣れよ!!ということで、自分の目的のコマンドを何度も使ってコマンドラインを
見なくても使えるようになってください。
上記のコマンドは一例に過ぎません。
CADというものはとても有効なツールですので、
ぜひとも使いこなしましょう。
それでは、この辺で。
エカキオ