マニュアル読むのが面倒、でも早くCAD使いたい人向け
こんにちは!
エカキオです!
みなさんはCADに対してどんなイメージをお持ちでしょうか。
- 難しい
- 覚えないと出来ない
- 値段が高い
CADそのものは、とても優秀で色々な操作、機能が備わっているため、
大よそイメージ通りのソフトです。
とはいっても、そのソフトで何がしたいかで、難易度は変わってくると思います。
個人で利用する範囲なんて、とても限定的な使用範囲にとどまっているはず。
極端に言えば「線」が引きたい。それだけで成立するかもしれませんね。
そうするとツールは一つ覚えれば済みます。
例が極端過ぎましたが、基本的な操作方法と一般的に利用するであろうツールのみ
ご紹介します。
使用するソフトは、大手CADメーカーAutodeskの「AutoCAD」と同等の操作性がある、
無料のCADソフト「DraftSight」です。
http://www.3ds.com/ja/products-services/draftsight-cad-software/free-download/www.3ds.com
AutoCADとどれくらい似ているのかを比較した記事は以前書きました。
目次
基本的な操作方法
基本的な操作の流れは以下です。
「コマンドライン」に注目
「コマンド」入力
「コマンドライン」に注目し、指示に従う。
以上。
それ以上でも、それ以下でもありません。
もちろん、コマンド毎にできることは違いますが、全てコマンドラインに
従うだけです。
あまりにも雑な紹介なので、線を引くコマンド「LINE」で例を紹介します。
線を引くLINE使い方
コマンドラインに注目
全てはここです。ここがコマンドライン。
ここに注目すれば、次の指示が出てきます。
まずは「L」を入力。(画像は小文字「l」です)
キーボードを打つだけで勝手にコマンドラインに入力されます。
「L」というのは「LINE」のショートカットコマンドです。
それぞれショートカットコマンドがあります。
Enterを押すと次の指示がコマンドラインに出ます。
オプション: セグメント(S) または
始点を指定»
と出ました。
セグメント(S)という部分がオプションになり、
オプションを実行するには( )内のアルファベットを入力してEnterです。
(基本的に決定(実行)はすべてEnter(またはスペースキー)で行います)
始点を指定の方で進めましょう。
点を指定する場合はマウスでクリックです。
指定すると次の点を聞いてきます。
オプション: セグメント(S), 元に戻す(U), Enter キーで終了 または
次の点を指定»
ここでもコマンドラインに注目です。
ここで実行できる事は4つあります。
・セグメント(S)モードにする
・元に戻す(U)(一つ前に戻す)
・EnterでLINEコマンドを終わらせる
・次の点を指定する(線を引く)
次の点を指定してみましょう。
通常モードでは、連続して線を引き続けられます。
(セグメントモードは連続しない線です)
ここからは先ほどと同じ
オプション: セグメント(S), 元に戻す(U), Enter キーで終了 または
次の点を指定»
が繰り返されるので、終わりたいときはEnterです。
簡単ではありましたがLINEコマンドの使い方でした!
とりあえず覚えるコマンド
ここで通常の作図で必要なコマンドを紹介します。
過去にAutoCAD版で書きましたが同様の内容ですが、
ショートカットコマンド(SC:***)はDraftSightに合わせています。
(何ができるかはこちらを参照ください。)
ちなみにコマンドラインに出てくる「エンティティ」とは
線や丸などの図形のことです。
(AutoCADではオブジェクトと言います)
線を引く 「LINE」SC:L
繋がっている線(ポリライン)を引く「POLYLINE」SC:PL
四角を描く「RECTANG」SC:REC
線分を切り取り「TRIM」SC:TR
コピー「COPY」SC:C
移動「MOVE」SC:M
ミラー反転「MIRROR」SC:MI
オフセット「OFFSET」SC:O
回転「ROTATE」SC:RO
まとめ
いかがでしたでしょうか。
習うより慣れよ!!ということで、自分の目的のコマンドを何度も使ってコマンドラインを
見なくても使えるようになってください。
上記のコマンドは一例に過ぎません。
CADというものはとても有効なツールですので、
ぜひとも使いこなしましょう。
それでは、この辺で。
エカキオ