狙った獲物は逃さない
こんにちは!
エカキオです。
突然ですが皆さん、AutoCADを使用している時に、オブジェクトスナップって利用してますか?
してない方はいないと思いますが、どのスナップをONにしているかで、作業のスピードも変わってくると思います。
ちなみにわたしは、
- 端点
- 中点
- 垂線
- 交点
この4つだけです。
中には、すべての項目をONにしていて、すべてのポイントにスナップするぜー!
って方もいると思います。
ただ、すべてのスナップをオンにすると、効率は落ちることが多いと思います。
なぜかというと、マウスでカーソルを動かしている時に、どこもかしこもスナップマークが表示され、結局のところ、よーく狙って、スナップさせているということはありませんか?
それは、スナップを利用している効果を半減以下にしていますよ。
特にオススメしないのは、近接点を常時スナップでONにすることです。
端点を掴んだと思っても、クリックする瞬間に近接点にスナップしている場合もあり、後々の誤差に繋がっていきます。
近接点の常時スナップは外しましょう。
スナップは、狙ったところをピンポイントに指定した方が、大幅な効率化、時短効果が狙えます。
狙った獲物は逃さない、ということです。
一時スナップを使おう
そうですよね。
具体的な方法ですよね。
これから、説明します。
AutoCADを使用していて、LINEやCOPYやら、なんでも良いのですが、点をクリックするべき時が来ます。
その時に、「shift」か「ctrl」キーを押しながら、マウスの右クリックをしてみてください。
こんなメニューが表示されるます。
これは何かというと、次の1回のクリックのみに適用される一時的なスナップ、つまり一時スナップということです。
例えば、ここで「端点」を選んだとします。
すると、次の1回のクリックは、「端点」以外にはスナップしません。
さらに便利なのは、ここで「中心」を選ぶことで、円の外周線や、円弧に触れるだけで、その中心にスナップすることが出来ます。
これ地味に便利なんです。
図形が混み合ってて、うまくスナップを利用出来ないときなんかには、大いに役に立ってくれます。
もう一歩上級者の使い方としては、この一時スナップメニューを出した直後に、各項目の右側のアルファベットを入力することです。
例えば、
端点(E)
この場合、「E」を押せば端点が指定出来ます。
「shift + 右クリック」
直後に「E」
そうすれば、メニューを選ぶ時間もカーソルを合わせる必要もないですよね。
一時スナップメニューを出した時点で、どこの点にスナップさせたいかは、決まっているはずなので、どの点がなんのアルファベットかは覚えてしまいましょう。
キーボードで出来ることは、出来るだけキーボードで行い、マウスは図形に集中ですね。
ぜひ一度、騙されたと思って使ってみてください。
では、この辺で。
エカキオ