図描きの備忘録

日々の業務の時間短縮。残業しないで帰る事を目指し、悪戦苦闘中。AutoCAD、Lisp、効率化、自動化、合理的、プログラミング、資産運用勉強中

AutoCADで時短 - 4 - 一時スナップ

狙った獲物は逃さない

 
こんにちは!
 
エカキオです。
 
突然ですが皆さん、AutoCADを使用している時に、オブジェクトスナップって利用してますか?
 
してない方はいないと思いますが、どのスナップをONにしているかで、作業のスピードも変わってくると思います。
 

 

 
ちなみにわたしは、
  • 端点
  • 中点
  • 垂線
  • 交点
この4つだけです。
 
中には、すべての項目をONにしていて、すべてのポイントにスナップするぜー!
 
って方もいると思います。
 
ただ、すべてのスナップをオンにすると、効率は落ちることが多いと思います。
 
なぜかというと、マウスでカーソルを動かしている時に、どこもかしこもスナップマークが表示され、結局のところ、よーく狙って、スナップさせているということはありませんか?
 
それは、スナップを利用している効果を半減以下にしていますよ。
 
特にオススメしないのは、近接点を常時スナップでONにすることです。
端点を掴んだと思っても、クリックする瞬間に近接点にスナップしている場合もあり、後々の誤差に繋がっていきます。
 
近接点の常時スナップは外しましょう。
 
スナップは、狙ったところをピンポイントに指定した方が、大幅な効率化、時短効果が狙えます。
 
狙った獲物は逃さない、ということです。
 

一時スナップを使おう

そうですよね。
具体的な方法ですよね。
 
これから、説明します。
 
AutoCADを使用していて、LINEやCOPYやら、なんでも良いのですが、点をクリックするべき時が来ます。
 
その時に、「shift」か「ctrl」キーを押しながら、マウスの右クリックをしてみてください。
 
f:id:ekakio:20160206225913j:image
 
こんなメニューが表示されるます。
 
これは何かというと、次の1回のクリックのみに適用される一時的なスナップ、つまり一時スナップということです。
 
例えば、ここで「端点」を選んだとします。
すると、次の1回のクリックは、「端点」以外にはスナップしません。
 
さらに便利なのは、ここで「中心」を選ぶことで、円の外周線や、円弧に触れるだけで、その中心にスナップすることが出来ます。
 
これ地味に便利なんです。
 
図形が混み合ってて、うまくスナップを利用出来ないときなんかには、大いに役に立ってくれます。
 
もう一歩上級者の使い方としては、この一時スナップメニューを出した直後に、各項目の右側のアルファベットを入力することです。
 
例えば、
 
端点(E)
 
この場合、「E」を押せば端点が指定出来ます。
 
「shift + 右クリック」
直後に「E」
 
そうすれば、メニューを選ぶ時間もカーソルを合わせる必要もないですよね。
 
一時スナップメニューを出した時点で、どこの点にスナップさせたいかは、決まっているはずなので、どの点がなんのアルファベットかは覚えてしまいましょう。
 
キーボードで出来ることは、出来るだけキーボードで行い、マウスは図形に集中ですね。
 
 
 
ぜひ一度、騙されたと思って使ってみてください。
 
では、この辺で。
 
エカキオ
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