コマンドで出来るものであればスクリプトで出来る
こんにちは!
エカキオです!
AutoCAD LTでも時短を、ということで始まりました。
LTだから、Lispを書かれても対応出来ないよー!
というあなたに、Lisp記事を有効に使ってもらえる方法を紹介します。
スクリプトというのは、いわばコマンドの集合体です。
Lispでいう
(command〜)
から始まる物は置き換えられると思ってください。
実行の仕方の違いはあれど、自動処理という観点は変わらないです。
具体的には?
この記事を見てみましょう。
記事中のコードの部分に注目
コード
;A1サイズ作図(スケール指定) (defun c:A1 () (princ "¥nA1サイズ作図(スケール指定)") (command "rectang" "non" "0,0" "d" "841" "594" "1,1") (princ "¥n目的点を指定:") (command "move" "l" "" "0,0" pause) (princ "¥n尺度を指定:") (command "scale" "l" "" "@" pause) (princ) )
こちらをスクリプトとするとこうなります。
ただし、「pause」でユーザー入力待ちは出来ないので、そこはあらかじめ指定する必要があります。
rectang non 0,0 d 841 594 1,1 move l 0,0 1000,0 scale l @ 50
注意して欲しいのは、
Lisp内で「""」としているところはスペース or Enterなので、スクリプトの中では、スペースを1つ入れています。
move l 0,0 ←lの後、スペース2つ
scale l @ ←lの後、スペース2つ
この例では、「pause」というユーザー入力待ちを多用しているので、そこをあらかじめ決めないといけないですが、いつも同じような大きさの四角を書く時は便利です。
(そんなことあるか不明ですが…)
ぱっとLispを転用できる記事はまだ少ないですが、今後、増えて行くはずです。
まとめ
スクリプトは使い様によっては、Lisp並みにとても重要なツールになっています。
各々、それぞれの業務でいつも同じ様な作業の繰り返しだなぁ。
と思うところで、ぜひ使ってみてください。
一度使ったら、やみつきですよ。
具体的な作り方はこちら。
AutoCAD LTで時短 - 1 - スクリプトを活用 - 図描きの備忘録
それでは、この辺で。
エカキオ