Lisp実践編 - 6
こんにちは!
エカキオです!
今回は複数の文字に対して、一律同じ処理をかけます。
これは改変してもらえば、各々が必要な文字に変えられると思いますので、ぜひご覧ください。
紹介する内容としては、文字を括弧で囲います。
例えば
あいうえお
↓
(あいうえお)
という感じ。
文字がたくさんあっても、一気にカッコをつけてくれます。
カッコをつけますが、カッコつけ過ぎないようにご注意ください。
………
くだらないですね。
(setq t2 (strcat "(" t1 ")"))
この文の"("と")"を書き換えれば、ご自由に使えると思います。
詳しくは記事中段にある参考記事をご覧いただけますと幸いです。
そのままコピーして、好きなコマンド・好きなファイル名にしていただいても構いません。
AutoCAD Lisp 入門 - 1 - 最強の時短ツール「Lisp」とは - 図描きの備忘録
コード
;文字に( )をつける (defun c:kk ( / ja eset cnt h1 num tmpl ed t1 t2 ) (princ "¥n文字に( )つけます!") (setq eset(ssget (list (cons 0 "TEXT")))) (setq cnt 0) (setq num (sslength eset)) (while (< cnt num); (setq tmpl (ssname eset cnt)) (setq ed (entget tmpl)) (setq t1 (cdr(assoc 1 ed))) (setq t2 (strcat "(" t1 ")")) (setq ed (subst (cons 1 t2) (assoc 1 ed) ed)) (entmod ed) (setq cnt (1+ cnt)) ) (princ) )
参考記事
AutoCAD LISP 入門 - 5 - オブジェクトの情報を書き換える - 図描きの備忘録
AutoCAD Lisp 入門 - 7 - 繰り返し処理 - 図描きの備忘録
AutoCAD Lisp 入門 - 8 - 文字連結 - 図描きの備忘録
実践編コードの共通事項
最上段には、コメントを入れています。
こちらのLispは何を目的にしているかを一目で判断するためです。
また、「(defun c:※※ ()」の直下には、
(princ "¥n〜")を入れることで、コマンド実行の際も、コマンドの目的がわかりやすくなっています。(たくさん作ってると後々忘れてしまいます。)
※こちらのLispは自己責任でお使い下さい。万が一、AutoCADがフリーズ、強制終了
した場合など不慮の事故が起きた場合も当ブログでは責任を負いかねます。
まずは何もないデータなどで、使用感を確かめてから使用することをお勧めします。