図描きの備忘録

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AutoCADで時短 - 12 - ブロックと画像を一部だけ使う/消す

こんにちは!

エカキオです!

今回のAutoCADで時短は、AutoCADで最大限利用するべき「ブロック」について、ブロックの中の一部を使用することができるツールについてご紹介します。


ブロックを利用するだけでも時短になるのに、そのブロックを更に派生させることで、更なる時短が図れるはずです。

ぜひ使いこなしてください。


ブロックの一部を使う

ブロックの一部を使うコマンドを

「XCLIP」コマンドと言います。


ブロックを用意しました。



例えば左側のブロックの四角と丸だけ活かそうとします。

XCLIPコマンド

ブロックオブジェクトを選択

XCLIPのオプションを選択。ここでは新規でCLIPの境界を作成したいので、新しい境界(N)で実行

範囲の指定の仕方を選択(デフォルトは矩形)

残したいオブジェクト範囲を囲む


ブロックの一部だけ表示されました。




CLIPの範囲の線は印刷には反映されません。



途中のXCLIPオプションや範囲の指定の仕方を変更することで、様々な対応が可能です。

XCLIPオプション(抜粋)

オン XCLIPオン
オフ XCLIPオフ(使用しない)
削除 XCLIPの範囲を削除
ポリラインの生成 既に作成済みの境界線を作図

範囲の指定の仕方

ポリラインを選択 ポリラインで範囲を作成
ポリゴン 多角形で範囲指定し範囲を作成
矩形 四角形で範囲を作成
クリップを反転 ブロック表示を範囲内/外の入替

このコマンドは外部参照オブジェクトにも適用出来ますので、幅広い使用が可能です。


画像・イメージの一部だけ使う

前述のはCLIPは画像にも使用できます。

AutoCADは画像データを直接図面上に貼り付けることが可能です。



画像はファイルをドラッグ&ドロップすれば貼り付けられます。


そこで、「imageclip」コマンドを使用します。

基本的なオプションは「XCLIP」と同様です。



一部の表示が出来ました。


画像の縁に線が出るのが嫌な場合は、

「imageframe」コマンドを使用し、

値を「0」に変更してください。

注意としては、「0」とした場合、選択も出来なくなりますので、移動やコピーや尺度変更が出来なくなります。

編集する場合は「1」に戻して利用ください。


まとめ

いかがでしたか?

ブロック、画像データを更に便利に使うコマンド

  • XCLIP
  • IMAGECLIP

これらをぜひ使いこなして頂き、更なる時短を目指してください。


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