データをダイエットしてく、高速化しよう
こんにちは!
エカキオです!
みなさん、日々の業務お疲れ様です。
日々蓄積されたAutoCADのデータを1度ダイエットしませんか?
データは知らぬ間に、どんどん蓄積されファイルサイズは大きくなる一方です。定期的にダイエットして、ファイルサイズを小さくしましょう。
今回の記事では、AutoCADデータのデータ量を軽量化して高速化を図る方法を何パターンかご紹介します。
ケースバイケースで、簡単に出来るものから、ガッツリ削るものまでありますので、各々でご判断ください。
※実行する前に、念のためバックアップを作成ください。ctrlキー押しながらデータファイルをドラッグするだけで出来るので。データが破損しても当ブログでは責任を負えません
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PURGE
PURGEコマンドです。
こちらは、図面上で使用されていない、レイヤー、ブロック、文字スタイル、線種などを一掃してくれます。
1番手軽です。
PURGEコマンドを実行すると↓の様な画面が出ますので、「すべて名前削除」をします。
この時、どうせ全て消すので「〜それぞれの項目の確認」はチェックを外しておきましょう。
あと、「長さがゼロ〜空白の〜」の部分にもチェックを入れてお掃除です。
何度か実行して「すべて名前削除」が選べなくなったら終了です。
こちらはコマンドラインでも処理できます。
「-purge」です。(マイナスを付ける)
オプションを見ながら実行してみてください。
尺度リスト
私はあまり使っておらず、まだまだAutoCADの使い方について勉強が足りないなぁと思っているところではございますが、尺度リストというものがある様です。
こちらは、「異尺度対応」と言って、設定した尺度によって、文字サイズ、寸法サイズを自動調整してくれるものです。
これも設定したけど、使ってないものがある場合は消しておきましょう。
[形式]メニュー
↓
[尺度リスト]
で表示してください。
不要なものは削除です。
コマンドではSCALELISTEDITでダイアログを表示、コマンドにマイナスをつければ、コマンドラインで処理出来ます。
WBLOCK
実際のところ、これが1番早いと思うんですね。
まずは、必要と思われるオブジェクトをすべて選択してください。
※この時に大量のデータを選択すると思うので、PCの能力によってはフリーズするので、やる前に保存を忘れずに
コマンド「wblock」を実行します。
参考に私はこんな設定にしています。
書き出し先は各々で決めてもらえれば。
これでOKをすると、選択したデータが別のファイルとして書き出されます。
書き出されたデータには、選択したオブジェクト自体と、そのレイヤー、文字スタイル、寸法スタイル等、必要なものだけ残ります。
図面検討中に蓄積され、フリーズや非表示されたオブジェクト達はもちろん付いてきていないので、単純にデータ量が減りますね。
これぞ、最高のデータ軽量化法だと思います。
ただ、注意したいのが、選択漏れで必要なデータが付いてきていない、
レイヤーロックしていて選択出来なかったなどなど。
そんなトラブルを起こさないようにご注意ください。
まとめ
いかがでしょうか?
データ軽量化の方法をご紹介しました。
劇的にファイルサイズが小さくなりましたか?
日常的に簡単なのは、「PURGE」コマンドですかね。
保存する前とかに、実行する癖とかを付けると良いと思います。
標準のショートカットコマンドは、「PU」です。
「WBLOCK」は頻繁にやることは推奨しません。
データを書き出して、上書き保存などしないといけないでしょうから。
データが重過ぎてしょうがない時に効果的です。
ファイルサイズを軽量化してスイスイ高速化したデータで作業しましょう。
コツとしては、溜まる前にコツコツやるってことで、机の上と同じですね。
私は机の上はいつも汚いです。。。
では、この辺で。
エカキオ