図描きの備忘録

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AutoCADで時短 - 14 - Oスナップを使いこなせていますか?

Oスナップの種類と使い方を熟知する

こんにちは!

エカキオです!

今回はAutoCADで生じる細かい動作について時短する技をご紹介します。

図面作成の上で「点」を果てしない数クリックしますよね。
その点をいかに効率よく選択し、間違えなく選択できるかで作業スピードに雲泥の差が出ます。

AutoCADをそこそこ利用してきた人にも活用できる方法かと思いますので、ぜひご覧ください。


今回説明する「点」を捉えるのに避けては通れない、オブジェクトスナップについて説明します。

AutoCADのオブジェクトスナップは一般にOスナップとも呼ばれています。

まずOスナップの使い方を熟知するところからこの話は始まります。

ここでは、常時オブジェクトスナップではなく一時Oスナップ(以後一時スナップ)として仕様した時に関しての説明とします。

あくまでも一時スナップ使用時の前提!!ですからね。

ekakio.hatenablog.jp

使い方毎にグループ分けして記載します。

端点・中点・中心点・四半円点・挿入基点

これらは、オブジェクトにカーソルが触れた途端にスナップポイントを認識します。

一時スナップでは、他の点と迷うことなく、機械的にその点にスナップします。

また、現在カーソルがある位置から最短部分の点です。

つまりはこういうことです。

「端点」でいうと、オブジェクトの中心からどっちに近いかで決まります。
緑線は中心に引いています。
中心より、少し寄った位置にカーソルを寄せることで、スナップは発動するわけです。

端点にスナップしたい時には、線の端っこ近くまでカーソルを合わせなくても良い。
ということになります。端部が画面外にあってもスナップ可能です。

他のスナップについても、基本的には同じ考え方になります。

「中点」はその線のどこに触れても真ん中を取るわけです。
極端に言えば、端部に触れても中点を取ります。

「中心点」「四半円点」も同じ、円周上の線に触れれば、中心・四半円点にスナップするのです。


「挿入基点」も同じ。ブロック・外部参照に触れれば挿入基点を取ります。


2点間中点・交点・仮想交点

これらは、補助線を省略できるスナップシリーズです。

壁の中心・柱の中心を取るときは「2点間の中点」を使います。

使い方はそのままです。2つの点を指定して、その2点の中心となる点を取ります。
2つの点を指定するときには、また一時スナップが使えるので活用下さい。

「交点・仮想交点」は常時スナップと一時スナップではだいぶ使い勝手が変わってきます。

「交点・仮想交点」の一時スナップを起動すると、2つの線を指定し、その延長線上にある交点にスナップします。これのいいところは、その指定した線が実際に交わっていなくても延長した線を想定し、交点を取ってくれるのです。
(交点・仮想交点の違いがイマイチよくわかっていないのですが、ほとんど同じ効果です。わたしはキーボードで押しやすい仮想交点(A)を使っています。)


普通であれば、補助線を延長させるなどして線を交差させて交点を作って、
そこにスナップさせる人も多いのではないでしょうか。

その2、3手間が不要になります!!

まとめ

いかがでしたでしょうか。

細かい図面になるほどスナップを合わせるのが煩わしかったりします。
この一時スナップを利用することで、そんな煩わしさを解消し、時短効果を図りましょう!!

その他、一時スナップについても使いようによっては効果がありますが、まずは上記スナップを使いこなせるようにすることをお勧めします。


それでは、この辺で。

エカキオ


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